社労士事務所 SteadyStep
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2026.05.25
人はなぜ辞めるのか(2)
スモールビジネスの労務を徹底サポート!!
東京都目黒区の社会保険労務士、社労士事務所SteadyStep <ステディステップ> です。
当事務所は、小規模企業のお客様を中心に、会社の労務をサポートしています。
労務とは、給与計算・労働関係の法令対応・職場づくりなど、従業員を雇うと必要になる作業のことです。
このブログでは、労務管理のヒントになる話題を紹介しています。
今回のテーマは「従業員の定着」です。
昨今では、自己のキャリア、賃金、働きやすさを転職で向上させる意識の広がりにより、転職に対する心理的なハードルが下がっています。
また、人手不足・採用難の中で、退職者の補充人員をタイムリーに採用できないケースも増えています。このような事態を背景として、従業員の退職を防ぎ定着させるための施策の重要性が高まっています。
「従業員定着のための施策」とは、「従業員が退職する理由を解消する施策」と言い換えることができます。
前回の記事では「従業員が退職する理由」を各種の調査結果から整理して紹介しました。
今回は、様々な退職理由に対して、会社としてどのような対策を取ることができるのかを考えます。
<退職理由をなくす>
○賃金や評価に関する不満
評価方法・評価結果への不満が退職につながらないようにするため、評価方法や基準を明示するとともに、評価の経緯・根拠を客観的に本人に伝えることが重要です。また、評価の方法や基準は定量的なものにするべきですが、一方で、定量的な目標(数字で表せる目標)だけでは、周囲の従業員への貢献や仕事ぶりの丁寧さといった点を評価できないため、評価項目のバランスに配慮しましょう。
○労働環境や働き方に関する不満
残業、休日出勤、業務量が多いという退職理由に対しては、本人の作業状況や勤務時間を確認し、面談などを通じて適正な業務負荷を探るとともに、本人だけでなく、職場・チーム単位で業務の整理や再分配を行うといった対策が有効です。一方で、負荷の軽減が仕事に対する「物足りなさ」を感じさせる可能性があり、物足りなさは 「成長できない」、「責任ある仕事をしたい」といった別の不満につながるため、個々の従業員ごとに負荷の度合いを調整することがポイントです。
また、柔軟な勤務制度や休暇が取りやすい状況があることは努力目標ではなく前提条件であると意識をアップデートし、従業員の休暇取得や柔軟な勤務を前提に業務を運営することで、柔軟な勤務ができない、休暇が取りづらい、といった退職理由を解消することができます。
○人間関係や組織風土・社風に関する不満
コミュニケーションの質の悪さや不足が、意見を言いにくい、意見が通らない、相談をしづらいといった感覚を生み、退職につながる場合があります。ミーティングや面談の際に、事前に設定した話題に加えて「フリートーク」の時間を設け、気軽に話ができるきっかけを作ることで、コミュニケーションの質の向上や不足の改善につなげることができます。
しかし、フリートークを行う際に、聞き役(経営者や管理者)が相手の話を否定する、意見を述べるといったことがあると、意見が通らなかったという感触が従業員に残ってしまうことから、聞き役が聞くことに徹することがポイントです。
○キャリアや自己成長に関する不満
業務の種類や難易度が原因でキャリアアップやスキルアップ、自己成長を実感できないことが多いですが、スキルアップや自己成長が見えづらいために結果的に実感できていない場合もあります。そこで、自社・自組織におけるキャリアアップやスキルアップが何を指すのか、業務上得られる知識・技能・経験・責任といった要素を可視化することがポイントとなります。
可視化することにより、従業員が自己のキャリアアップや成長を実感しやすくなるとともに、社内での訓練制度や業務上の目標も決まっていきます。
さらに、教育制度を設けることで、教育制度が無い、指導してもらえない、といった退職につながる不満を解消する効果も生まれます。
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東京目黒区 ◇ 社会保険労務士
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