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2025.01.25

労務のトリセツ

スモールビジネスの労務を徹底サポート!!

東京都目黒区の社会保険労務士、
社労士事務所SteadyStep <ステディステップ> です。


労務とは「従業員の雇用に関連した事務作業や取り組み」のことです。
社会保険などの事務手続き、毎月の給与計算、労働関係の法律対応など、従業員を雇うと必ず発生する事項から、
職場づくりや人事評価制度の構築といった発展的な事項まで、様々な事項が労務に含まれます。


従業員を雇うのであれば、労務を避けることはできません。
では、労務に向き合い、取り組んでいくにあたって、会社はどのようなスタンスで臨むべきなのでしょうか。
今回は「労務のトリセツ」と題して、労務との向き合い方について考えます。

<感覚をアップデートする>

労務と向き合う上で一番大切なことは、
世の中の意識や世間相場の変化をキャッチしながら、自分自身の感覚をアップデートし続けることです。
「以前からこうしている」、「自分が若い頃はこうだった」というスタンスではなく、
『今どうなっているのか』という視点を持つことが大切です。


世の中の変化で最も大きなものは、インターネットやSNSが広く普及したことではないでしょうか。
現代では、法律などの専門知識や他社の働き方などの情報を簡単に知ることができるようになり、働くことに対する働き手の意識が高まっています。
そして、働くことに対する意識が高まった結果、「ウチの会社はおかしいのではないか?」という不満を感じる方が増える傾向があります。


労働関係の法律を守ることは、いつの時代であっても当然のことです。
しかしそれに加えて、会社に対する不満を感じやすくなっている現代においては、
「雇ってやってるんだ」という発想から「自社を選んでもらう」という発想への転換が必要です。


自社を選んでもらうための要素は、労務への取り組みで増やしていくことができます。
働き手から選ばれる会社になるため、前向きに労務に取り組んでいきましょう。

<労務はコストではない>

労務に係る手間や費用を、コストではなく「会社の将来のための投資」と考えることも必要でしょう。
もちろん、労務への取り組みには手間がかかります。
しかし労務は、法律上の義務をはたすために仕方なく行う作業ではありません。
働き手から選ばれるための職場づくりであり、働き手の確保や働き手の能力発揮を通じて利益を生み出していくための取り組みです。


手間・時間・お金を労務に投資して働き手から選ばれる職場を作り、優秀な人材を確保して能力やモチベーションを引き出す。
その結果、売り上げや利益が増え投資した以上のリターンを得ることができる。
労務とは、このような会社の成長サイクルの土台にあるものなのです。


『人口減少・働き手不足・採用難』といった社会課題は、今後ますます深刻になると予想されています。
「自社を選んでもらう」という発想や「コストではなく投資」という発想をもって労務に向き合うことで、
現在だけでなく働き手不足が今以上に深刻化した未来の社会においても、人材確保を優位に進めることができます。


この記事が、労務への取り組みを進めるきっかけになることを心から願っています。


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今回の記事では「労務との向き合い方」について紹介しました。
別の記事では、
そもそも労務が必要である理由
労務に取り組む効果
労務への取り組み方
について紹介しています。
ぜひご覧ください!!
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記事の内容は、公開日時点の法令に準拠しています。
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 東京目黒区 ◇ 社会保険労務士
 社労士事務所 SteadyStep <ステディステップ>
 過去のブログはこちら↓
 https://steadystep.jp/blog/index/
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